センジュガンピ(千手岩菲)

Lychnis gracillima


センジュガンピ1

  • 科名・属名 : ナデシコ科 センノウ属

  • 特徴 :
     草丈40〜100cmの多年草。
     茎は上部で枝を分け、軟毛が散生する。
     葉は対生し、披針形〜広披針形で長さ4〜14cm、幅1〜3.5cm。先は鋭く尖り、質は薄い。
     花は茎頂にまばらにつき、径約2cm、花弁は白色で5個、先は5浅裂する。花柄は長さ2〜6cm。萼は鐘形で、先が5つに裂ける。
     果実(刮ハ)は卵球形で5裂する。

  • 分布・生育地 :
     本州(中部地方以北)  深山の林下

  • 花期 :  7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     1977年7月28日  岩手県早池峰山
     中 2007年8月17日  山梨県北岳
     下・花 2014年8月19日  岩手県早池峰山

  • 撮影記 :
     花が中国にあるガンピ(岩菲)に似ていて、日光の千手が浜で見つけられたことからこの和名が付けられている。
     センノウの仲間で白色は珍しく、割合に奥深い山の登山口周辺の林下といった場所で見かける。
     昔撮影した以降撮影していなかったので、北岳に登った際気をつけていたら、以前見かけた大樺沢で相変わらず健在だった。

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センジュガンピ2 花