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- 科名・属名 : ニシキギ科 ニシキギ属
- 特徴 :
高さ1.5〜4mの常緑低木。
若枝は緑色、4稜があり無毛。
葉は対生し、2〜4対つき、葉身は広披針形、長さ3〜9cm、幅1〜3cm。先は長鋭尖頭、基部はくさび形、縁には基部を除き10個程度の浅い鋸歯がある。質は薄い革質、両面とも無毛。葉柄は長さ2〜4mm。
花は最下の葉腋やそれより下から長さ2〜4cmの糸状の花柄の先に集散花序となり、下垂して1〜3花をつける。花は径約6mm、花弁は4個で黄緑色、円形で鋸歯はない。
果実(分果)は長さ約1cm、裂開して種子は橙赤色の仮種皮に包まれる。
- 分布・生育地 :
九州(大隈、薩摩半島)〜沖縄 (国外:日本固有) 亜熱帯の林縁
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2014年3月21日 沖縄県石垣島 中上・全体2 2019年4月4日 沖縄県国頭郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 同 上 左下・花2 2014年3月21日 沖縄県石垣島 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
石垣島のある川の源流部に出かけた帰り、まだ時間があったのでいつも行く林に立ち寄ってみた。
ランの種類の多い森だが、さすがにこの時期では咲いている花はない。
何かないかとキョロキョロしながら歩くと、小さな花をつけたこの木が目に入った。
何度も訪れていた場所であったが、時期が違ったり、目的が違ったりすると目に入る植物も大きく変わってくる。
この花も今まで気がつくことはなかった。同じ場所でも時期を変え訪れると新しい発見があって面白い。
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