オシロイバナ(白粉花)

Mirabilis jalapa


オシロイバナ1


  • 科名・属名 : オシロイバナ科 オシロイバナ属

  • 特徴 :
     草丈1m程度の多年草。逸出帰化。
     枝は葉腋から交互に出て横に広がる。
     葉は対生、三角状卵形〜広卵形、先は鋭く、基部は断ち切ったような形、全縁。葉柄は短い。
     花は枝先に集まってつき、短い柄の先に集散花序となる。紅色〜黄色〜白色のる。苞は萼状で合着して杯状になり、筒部は径約3cm、長さ約5cm、先は5裂する。花は苞の中に1個つくき、夕方〜朝にかけて咲く。雄しべは5個、花糸は細くて湾曲し、長さは不揃いで、花の先に突き出る。
     果実(偽果)は楕円形、表面にこぶ状の突起があり、5筋の肋があり、黒熟し、光沢はない。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(メキシコ原産) (国外:世界各地で栽培され逸出)
     道端、荒地

  • 花期 :  7〜10月(暖地では枯れずに1年中咲く)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2006年7月30日  長崎県対馬
     中上・全体2 2022年9月15日  神奈川県川崎市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花 2020年10月7日  栃木県佐野市
     中下・花(側面)    同  上
     左下・果実(偽果) 2019年2月7日  沖縄県うるま市
     右下・葉 2020年10月7日  栃木県佐野市

  • 撮影記 :
     江戸時代に園芸用に持ち込まれたものが逸出し、道路際などで大きな群落を作っている。
     特に暖地に多く、西日本ほどそんな光景をよく目にする。
     園芸種にここまではびこられると興醒めで、長いこと未撮影になっていた。
     オシロイバナ(白粉花)の和名の由来は、胚乳が粉状で白く、白粉に似ていることから付けられているようだ。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
オシロイバナ2

花1

花2(側面)

果実(偽果)