ガンコウラン(岩高蘭)

Empertrum nigrum var. japonicum


ガンコウラン

  • 科名・属名

  •  ガンコウラン科 ガンコウラン属

  • 特徴

  •  高さ10〜20cmの常緑小低木。
     葉は密に互生し、広線形で厚くて光沢がある。
     花は葉の付根に小さな花をつける。雌雄異株で雄花には暗紫色〜暗紅色の雄しべがあり、雌花の柱頭は濃紫色で葉状に分かれる。
     果実は5〜10mmの球形で、黒紫色に熟す。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部以北) 高山帯のハイマツ林下や雪田跡の岩礫地

  • 花期
  • : 5〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  (実)1984年7月21日 北海道礼文島

  • 撮影記

  •  ハイマツ林下や岩礫地でカーペット状に広がっている低木である。
     実の頃になると黒熟した割合に大きい実に気がつくが、花の頃は枝先が少し赤くなった程度で全く目立たない。花期も早く夏山シーズンには実になっていることが多い。
     いろいろ言い訳を書いたが、実は撮影しているものの、調べても花の写真はなかった。お恥ずかしい限りである。