ダイセツヒナオトギリ(大雪雛弟切)

Hypericum yojiroanum


ダイセツヒナオトギリ

  • 科名・属名

  •  オトギリソウ科 オトギリソウ属

  • 特徴

  •  草丈10cm以下の多年草。
     茎は叢生し、葉は倒卵形で長さ約1cm。しばしば赤く変色し、黒点と明点があり、基部は少し茎を抱く。
     花は3〜5個つき、黄色で径約1cm。花弁と萼片には黒点が入る。

  • 分布・生育地

  •  北海道(大雪山) 地熱のある湿地

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1981年7月20日 北海道大雪山
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  夕張岳から大雪山への大移動で、麓の宿に着いたのは薄暗くなり始める頃、この花がある場所へ出かけると点々と小さな花が咲いていた。
     大雪山の地熱のある湿地にだけ知られるこの花、葉が赤くなる特徴は示していたが、撮影条件が悪いので記録程度に撮っておいた。
     その後、このルートはヒグマの出没で入山禁止になったため出かけるチャンスを失い、不満足なカットで載せざるを得なかった。

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花アップ