ハチジョウオトギリ(八丈弟切)

Hypericum hachijyoense


ハチジョウオトギリ

  • 科名・属名

  •  オトギリソウ科 オトギリソウ属

  • 特徴

  •  草丈5〜20cmの多年草。
     茎はあまり分枝しない。
     葉は対生し、線状長楕円形〜狭長楕円形で、長さ0.7〜2cm。明点が入り、縁には黒点がある。
     花は茎頂につき、黄色で径1.3〜1.6cm。明線が入り、時に黒点が混じり、縁には黒点がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(伊豆七島)  明るい草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年7月13日 東京都八丈島
     アップ 2003年7月20日 同 上

  • 撮影記

  •  東京都といっても、奥多摩や高尾山それに伊豆七島や小笠原諸島もあって、数多くの植物が記録されている。
     伊豆七島は、八丈島、神津島、御蔵島あたりが植物観察としては面白く、八丈島は比較的交通の便もいいことから何度か訪れた。
     この島には大きな山が2つあり、植生も大きく異なっている。西山と呼ばれる八丈富士は火山礫の登山道が続き、その道端に多くの固有種が見られる。
     ただ、盛夏の太陽をもろに浴びる木陰ひとつない登山道は、思いのほか疲れる。そんな時姿を見せる小さなこの花、登りの時写しておかないと、午後の帰り道では閉じてしまっている。

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