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- 科名・属名 :
オトギリソウ科 オトギリソウ属
- 特徴 :
草丈30〜50cmの多年草。
茎は1本、または2〜3本が叢生、直立して分枝し、無毛。
葉は対生し、広披針形で長さ3〜5cm、基部は茎を抱き、先に向かって次第に狭くなる。密に黒点があり、縁に黒点が並ぶ。
花は集散花序となって多数つき、花弁は倒卵形で黄色、径1.5〜2cm。花弁と萼片には黒線があり、縁に黒点が多い。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、千島、樺太) 野山の日当たりのいい所
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
1987年8月9日 滋賀県伊吹山 中 1999年7月11日 北海道常呂郡 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 1987年8月9日 滋賀県伊吹山 右下・葉 2015年8月29日 広島県世羅郡
- 撮影記 :
オトギリソウの仲間は同定が非常に難しく、花弁や萼、葉の黒点や明点などを確認しないと正しく判断できない場合が多い。
最近でこそ留意して撮影しているものの、それまでの写真はそこまでの注意を払わず、生育場所や全体の姿などで判断してきたので、同定には自信を持ちきれない。
この仲間は割合に生育地が限定されるものが多いが、この花は日本全土に分布しており、平地で見られる葉の基部が茎を抱く大きなオトギリソウは、まずこの花と思って間違いないだろう。
花や萼のアップ(下の写真)はやや見にくいが、萼片の黒点の様子がよくわかる。
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