トサオトギリ(土佐弟切)

Hypericum tosaense


トサオトギリ

  • 科名・属名 : オトギリソウ科 オトギリソウ属

  • 特徴 :
     草丈15〜75cmの多年草。
     茎は2〜3本が叢生して直立し、細くて硬く、2条の隆起線があり、その線状に黒点が並ぶ。
     葉は対生し、長楕円形〜長楕円状披針形で、長さ1〜2cm、幅4〜8mm。先は円く、明点が密にあり、縁には黒点が並ぶ。
     花は茎頂や上部の枝の先に数個つき、花弁は黄色で巴状にゆがんだ倒卵形、長さ約1cm、明点と明線が入る。先端は斜めに切れて波状縁となり、黒点がある。
     果実(刮ハ)は円みを帯びた円錐形、長さ約7mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(近畿西部)、四国 (国外:日本固有)
     日当りのいい蛇紋岩地

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2016年7月20日  兵庫県
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上・花序、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     高知県の旧名、トサ(土佐)の名がついたこのオトギリソウ、最近高知では全く見つからず、「牧野植物園」でも保存されていない。
     その花が兵庫県で見つかっているとの情報を得、2011年夏訪れたが、わずかに残花をつけた1本を見つけただけだった。
     何とか撮り直しをと思っていたが機会がなく、2016年やっと再訪することができた。
     前回見つけた場所の株はなくなっていたが、別の場所でやっと期待通りの花を見ることができた。
     検索表によると、茎は丈高く、普通1本または2〜3本が叢生し、茎に2条の隆起線があり、その線上に黒点がならび、萼片は幅が広く、卵形または広卵形で先が急に尖ることが特徴とされている。
     特徴ある部分の写真は撮影したが、他種との違いを見て欲しい。
     ただ、この年もこの株しか見つけることができなかった。

  • 茎

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花序

花

萼

葉