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- 科名・属名 : セリ科 ウマノミツバ属
- 特徴 :
草丈6〜30cmの多年草。
葉は根生し、径0.5〜5cm。掌状に3全裂し、側片は時に2深裂する。
花は葉より長い花柄の先に小さな複散形花序をつくる。小花序は4〜7花つけ、1花は結実するが、その他は全て雄花。花弁は白色か青色。
果実は長楕円形〜卵形で、長さ約2.5mm。短い刺毛がある。
- 分布・生育地 :
九州(屋久島以南)〜沖縄 山地の谷間
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
2015年4月12日 鹿児島県屋久島 中 2008年4月25日 同 上 下左 2009年5月2日 沖縄県国頭郡 下右上・花 2015年4月12日 鹿児島県屋久島 下右下・葉 2008年4月25日 同 上
- 撮影記 :
以前この花を見たという屋久島の沢沿いを探すが、それらしき花は目に入ってこない。沢を変えて探すも見当たらない。半分あきらめながら、最後にもう一度目を凝らしてみる。
すると、砂礫地に張り付くように咲くセリ科の花が目に入った。5cmにも満たない小さい株のうえ、葉の濃緑色と白い花が白黒の花崗岩砂礫の擬態となって気がつかなかったのだ。
花はセントウソウにも似るが、根出葉を見ると長い葉柄があり、丸くて3全裂している。間違いなくこの花だ。図鑑の5〜30cmの記述から、もっと大きい花のイメージが強すぎたようだ。
花見行では目的の花をいくつかピックアップしていくのだが、最初に予定している花が見当たらない時は、その後も目的達成できないことが多い。ひとまず最初の目的を達成し、ホッとして次の花に向かった。
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