ヒュウガトウキ(日向当帰)Angelica furcijuga |
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草丈60〜120cmの多年草。 葉や茎は無毛。 葉は2〜3回羽状複葉、小葉は長卵形〜広披針形で、先は尾状に伸びる傾向がある。表面は光沢があり、縁に微鋸歯がある。 花はやや疎らな複散形花序となり、小さな花を多数つける。萼片は離生し、広卵形で円頭。 果実は扁平な卵状楕円形で、数本の隆条がある。 九州(大分、宮崎) 林縁 2010年6月12日 大分県 中、下左右 同 上 健康食品の世界で「日本山人参」と呼ばれ人気のこの花、発見地の宮崎県(日向)では栽培は盛んであるが、自生はほとんど見られないようで、絶滅危惧種に指定されている。 春先訪れた大分県、道端でこの花らしい葉を各所で見かけた。数少ない花がこんなにある訳はないと思いつつ、花期を見計らって訪れてみた。 この時期になると色々な草が生い茂って見つけにくくなっていたが、1mを超えるような大きさに育ったこの花は、一際抜きん出て花を咲かせていた。 間違いなくこの花のようであったが、まだ咲き始めの状態で、果実にあるという特徴ある隆条は撮影できなかった。 同じ科の仲間の花 |
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