クロバナウマノミツバ(黒花馬の三つ葉)

Sanicula rubriflora


クロバナウマノミツバ1

  • 科名・属名
  • : セリ科 ウマノミツバ属

  • 特徴

  •  草丈20〜50cmの多年草。
     葉は全て根出葉で径4〜10cm、葉柄は長さ10〜30cm。3全裂したうえに、側片はさらに2裂し、粗い鋸歯がある。
     茎頂に対生する葉状の総苞片をつけ、総苞片は3全裂する。花はその中心部から3本の花柄を出し、先に小散形花序を作り、小さな花を密生する。花弁は暗紫色。
     果実は短円錐形で、長さ3〜4mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(岩手、長野県) 山地の草地

  • 花期
  • : 5〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年6月1日 長野県
     中、下・花  同 上

  • 撮影記

  •  白い花の多いセリ科の中で、黒紫色の花は一際異彩をはなっている。
     花の色に加え、分布が岩手県から飛んで長野県というのも撮影意欲をそそる花だ。
     そんな花を探しに出かけた長野県のある山あい、車を止め探し始めた道端ですぐにこの花が見つかった。 あまりのあっけない出会いに拍子抜けだった。
     あたりを探したが他には見つからず、ごく狭い範囲だけに生き延びているようだ。
     こんな貴重な花が道端に無造作に咲いているのを見ると、盗られてなくなりはしないかと心配になったが、小さくて地味な色であることがこの花の幸せとなっているのだろう。

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クロバナウマノミツバ2

花アップ