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- 科名・属名 : セリ科 ミツバ属
注.APG分類では、学名(Cryptotaenia canadensisi subsp. japonica)
- 特徴 :
草丈30〜90cmの多年草。
茎は直立し、上部で枝を分ける。
葉は3出複葉で、小葉は卵形、長さ3〜10cm、幅1〜6cm。葉は柄があるが、小葉には柄がなく、重鋸歯がある。
花は複散形花序となり小さな花を多数つけ、花弁は白色、楕円状卵形で、先はわずかに内曲する。
果実(分果)は長楕円形で、長さ4〜5mm。隆条は低い脈状で油管は数多くある。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国、サハリン) 山野の木陰
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1997年10月10日 千葉県夷隅郡 中上・全体2 2008年8月2日 長野県木曽郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2023年7月5日 東京都八王子市 左下・花 20016年7月10日 静岡県静岡市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
水耕栽培された若い葉が野菜として広く出回っているので、その姿が本来の形と思われやすい。
自生種は山の木陰などで、写真のように何となく弱々しげに葉を広げ、細くて長い茎の先に、咲いているかどうかわからないような小さな白い花をつける目立たない植物である。
結構いろんな場所で葉はお目にかかるのだが、ご覧のようなパッとしない花のため、花の写真はあまりなかった。
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