ノチドメ(野血止)Hydrocotyle maritima |
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匍匐性の多年草。 茎は細くまばらに分枝して、節から根を出す。茎の上部は斜上する。 葉は腎円形で、径1〜3cm。5深裂し、鈍い鋸歯があり、葉柄と葉の上面に粗毛がある。 花は葉腋から出た葉より短い花柄の先に十数個つき、帯緑色。 本州〜沖縄 やや湿った野原や田の畦 2007年7月1日 鹿児島県屋久島 下・花 同 上 この仲間の花は茎が地上を匍匐するのに対し、この花だけは茎の先端が立ち上がることが特徴となっている。他にも、葉の両面に毛が生えることも覚えておいていい。 写真でも茎の先端が立ち上がり、その葉腋から短い花柄を出して花を咲かせている様子や、葉の表面に毛が散生していることが見て取れる。 この花の花期としては遅い11月、まだ暖かな屋久島の荒地で最後の花を咲かせていた。 同じ科の仲間の花 |