ノチドメ(野血止)

Hydrocotyle maritima


ノチドメ

  • 科名・属名
  • : セリ科 チドメグサ属

  • 特徴

  •  匍匐性の多年草。
     茎は細くまばらに分枝して、節から根を出す。茎の上部は斜上する。
     葉は腎円形で、径1〜3cm。5深裂し、鈍い鋸歯があり、葉柄と葉の上面に粗毛がある。
     花は葉腋から出た葉より短い花柄の先に十数個つき、帯緑色。

  • 分布・生育地

  •  本州〜沖縄
     やや湿った野原や田の畦

  • 花期
  • : 6〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年7月1日 鹿児島県屋久島
     下・花  同 上

  • 撮影記

  •  この仲間の花は茎が地上を匍匐するのに対し、この花だけは茎の先端が立ち上がることが特徴となっている。他にも、葉の両面に毛が生えることも覚えておいていい。
     写真でも茎の先端が立ち上がり、その葉腋から短い花柄を出して花を咲かせている様子や、葉の表面に毛が散生していることが見て取れる。
     この花の花期としては遅い11月、まだ暖かな屋久島の荒地で最後の花を咲かせていた。

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花アップ