オオハナウド(大花独活)

Heracleum lanatum var. lanatum


オオハナウド1

  • 科名・属名
  • : セリ科 ハナウド属

  • 特徴

  •  草丈1.5〜2mの多年草。
     茎は中空で、葉は3出葉または羽状の5出葉で、小葉には鋭い切れ込みと鋸歯があり、つやがない。
     花は茎の先に大きな複散形花序となって多数つけき、5数性で中心部の花は小さく、一番外側の花弁が大きく2つに裂ける。
     果実(分果)は薄く、倒卵形で無毛または有毛。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(近畿地方以北)
     低山帯〜亜高山帯の林内、草地

  • 花期
  • :   5〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年5月24日  青森県西津軽郡
     中 1999年8月29日  滋賀県伊吹山
     下左・花 2014年7月11日  北海道知床半島
     下左・葉    同  上

  • 撮影記

  •  5月も半ばを過ぎると、北海道や東北の低地でも、木々の緑はすっかり濃くなり、春の花で賑わった林床も緑で覆われている。
     そんな林縁や草地に大きいものでは2m近くなるセリ科の花がこの花だ。
     花序の一番外側の花弁が大きく2つに裂け、左右相称であるのが特徴だ。
     本州は近畿地方の日本海側まで分布し、伊吹山のお花畑でもよく目立つ。

    葉

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オオハナウド2

花