オオカサモチ(大傘持)

Pleurospermum camtschaticum


オオカサモチ1

  • 科名・属名 : セリ科 オオカサモチ属
     注.APG分類では、学名(P. uralense)

  • 特徴 :
     草丈50〜150cmの多年草。
     上部の葉は、対生または輪生し、1〜3回3出羽状複葉となる。小葉は長さ10〜30cmで、柔らかく鋭く切れ込む。
     花は大型の複散形花序となり、花は白色。大花序の苞は7〜8個、長さ3〜6cm、羽状に深裂する。小花序の苞は分裂しない。萼歯片は小さい。
     果実は卵形、分果の隆条は太く密着し、背隆条は狭い翼状になる。
     別名 オニカサモチ

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(中部地方以北) (国外:アジア北東部)
     山地の日当たりのいい所

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2004年6月13日  長野県上高地
     中上・全体2 2016年7月12日  長野県霧ケ峰
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花序 1997年6月15日  北海道夕張山地
     中下・花 2016年7月12日  長野県霧ケ峰
     下左・果実、下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     オオカサモチ(大傘持)の名の通り、傘を逆にしたような花である。
     大きな花序と細かく裂けた総苞片や小総苞片、それを支える太い茎が印象的な花で、覚えにくいセリ科の花でも一度見たら忘れられない。
     高山の草原で見ることが多いが、北海道では海岸近くの草原でも花が見られる。

  • 葉

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オオカサモチ2

花序

花

果実