レブンサイコ(礼文柴胡)

Bupleurum ajanense


レブンサイコ1

  • 科名・属名
  • : セリ科 ミシマサイコ属

  • 特徴

  •  草丈5〜15cmの多年草。
     根出葉はへら形で、先は小さく尖り、基部は細まる。茎葉は少なく、広倒披針形で長さ1〜10cm、幅0.5〜〜3cm、基部は茎を抱く。
     花は複散形花序となり、黄色〜暗紫色の小さな花が十数個つく。総苞片は1〜3個で、卵形か楕円形。小総苞片は卵形で5個あり、小花柄より長い。

  • 分布・生育地

  •  北海道  高山帯の岩場、礫地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1980年7月28日 北海道大雪山
     中 1984年7月21日 北海道礼文島
     下・花  同 上

  • 撮影記

  •  レブン(礼文)の和名がつけられているが、礼文島の特産というわけではなく、北海道の高山帯の岩場や礫地などでも見られる。
     礼文島では岩場で多く見られたが、大雪山では礫地の草地の中で見ることが多かった。
     セリ科の花は地味なものが多いが、この花は色も変わっているうえに、草丈に似合わず大きな花序に花をつけるので結構目立つ。

    同じ科の仲間の花
レブンサイコ2

花アップ