ツクシトウキ(筑紫当帰)

Angelica pseudoshikokiana


ツクシトウキ1

  • 科名・属名 : セリ科 シシウド属

  • 特徴 :
     草丈40〜80cmの多年草。
     茎は直立し、上部で分枝する。
     葉は2〜3回3出羽状複葉で、小葉は1〜3対、長卵形〜狭卵形で長さ約5cm。先は鋭尖頭で縁には低鋸歯があり、表面脈上に短軟毛があるが裏面は無毛。
     花は6〜15cmの径を持つ複散形花序となり、花弁は緑色。
     果実(分果)の未熟なものは両端が鋭形で心形にならない。

  • 分布・生育地 :
     九州(佐賀県) (国外:日本固有)
      山地の岩石地

  • 花期 :   6〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2013年6月2日  佐賀県
     中上・全体2    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花 2018年6月15日    同  上
     左下・蕾 2013年6月2日    同  上
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     シシウド属の植物はどれもよく似ていて同定が難しいが、この花は花弁が緑色になるのですぐにわかる。
     分布は佐賀県に限られるようで、この花に出会えることを期待していた。
     谷間の日当りのいい岩場でポツポツ株が見られたが、6月初めでは花には少し早く蕾の状態だった。
     その後6月中旬に訪れ花を撮影したが、緑色の花というのがよくわかった。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ツクシトウキ2

花

蕾