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- 科名・属名 : セリ科 ヤブジラミ属
- 特徴 :
草丈30〜70cmの2年草。
茎は直立し、枝を分ける。
葉は2〜3回羽状複葉で、長さ5〜10cm。小葉は卵状披針形で細かく切れ込み、両面に粗い短毛が多い。
花は枝先に小さな複散形花序をつくり、花柄は4〜10個、花は白色で小さく、5個の花弁のうち外側のものが大きい。
果実は卵状長楕円形で、長さ2.5〜3.5mm、褐色でカギ状の曲がった刺毛が密生する。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:ユーラシア) 野原、道端
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
2008年7月5日 東京都日野市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花、中下・果実1、下右・葉 同 上 下左・果実2 2015年5月22日 東京都高尾山
- 撮影記 :
セリ科のありふれた花のいくつかが、未撮影となっていることに愕然とした。「どんな花でも見たい」というくせに、地味で区別の難しい科は敬遠していたせいだ。
花よりも果実になった時、刺の付いた実が衣服に付き嫌われるこの花、近くの多摩川の河川敷でも珍しくない。6月のある日多摩川支流の堤防際を歩いていると、いろいろな場所で群生が見られた。
この花を写してこなかったことを反省し、しっかり撮影した。
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