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 科名・属名 : シナノキ科 ラセンソウ属注.APG分類ではアオイ科、学名(MALVACEAE)。属名以下同じ
 特徴 :草丈50〜150cmの多年草or半低木。
 茎は分枝し、有毛。
 葉は互生、葉身は円形〜菱形状卵形で長さ3〜8cm、幅1〜4cm。葉の形は変化が大きく、先は3〜5浅裂するが、上部の葉はやや小さく裂けない。
 花は葉腋の短い花枝の先に4〜5個つく。花弁は黄色、倒卵形〜倒披針形、直径6mm程度。萼片は狭い長楕円形。
 果実は球形で直径約5mm、刺で密に覆われ、刺は無毛。
 分布・生育地 :九州(奄美大島以南)〜沖縄、小笠原諸島 (国外:台湾、熱帯アジア、アフリカ)
 道端、草地
 花期 :   10〜11月
 撮影月日・場所 :上・全体 2005年11月4日  沖縄県石垣島
 (上は拡大写真あり、写真をクリック)
 中・花    同  上
 左下・果実 2018年11月2日  沖縄県西表島
 右上・葉(表)、右下・葉(裏)    同  上
 撮影記 :改訂新版の「日本の野生植物」(平凡社刊)で初めて取り上げららた花で、旧版では載せられていなかった。
 「徒然花鳥風月」の雅さんの西表島の記録にこの花を見つけ、目的の一つにして出かけた。
 石垣島で草地の端にラセンソウのような花が見えた。近づいてみるとこの花、予想外の場所での出会いに大喜びした。
 花はラセンソウによく似ているが、ラセンソウの葉が長楕円形であるのに対し、写真でもわかるように葉に切れ込みがあり、果実がやや小さく、とげには無毛である。
 
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