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- 科名・属名 : スベリヒユ科 ハゼラン属
注.APG分類では、ハゼラン科(TALINACEAE)、学名(Talinum paniculatum)
- 特徴 :
草丈30〜80cmの1年草。帰化。
茎は円柱形で疎らに分枝し、直立または斜上する。
葉は近接して互生、葉身は倒卵形で長さ3〜10cm、幅1.5〜5cm。先はやや尖り、基部は次第に狭まって短い葉柄になる。質はやや肉質で全縁。
花は茎の上部に大きな円錐花序となって多数つき、花弁は5個、紅紫色で径6〜7mm。花は午後咲き、翌日午前中で萎む。
果実(刮ハ)は球形、径3〜4mm、光沢がある。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(熱帯アメリカ原産) (国外:インド、南アメリカなどに帰化) 道端、石垣や敷石の間
- 花期 : 7〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2016年7月16日 神奈川県川崎市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・葉 同 上
- 撮影記 :
以前から庭や鉢で栽培されている花をよく見ていたが、栽培品では撮影条件に合わず見るだけの花だった。
ただ、ハゼラン(爆蘭)の和名のように種子がよく爆ぜて広がるので、そのうち逸出した花に会えると思っていた。
撮影帰り、家路に向かう途中の川、両側をコンクリートの堰堤で固められているが、道路と堰堤の隙間にこの花が咲いていて、やっと逸出条件に合致した花に出会い撮影した。
日本には観賞用に持ち込まれたものだが、熱帯地域では葉を茹でて食用にするらしく、広く栽培されているようだ。
また、撮影している時は気がつかなかったが、開花し始めるのは午後の3〜4時、それから翌日の午前中まで咲き、サンジソウとかヨジソウとも呼ばれるそうだ。
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