オキナワマツバボタン(沖縄松葉牡丹)

Portulaca okinawensis


オキナワマツバボタン

  • 科名・属名
  • : スベリヒユ科 スベリヒユ属

  • 特徴

  •  草丈5〜10cmの多年草。
     葉は多肉質で互生し、狭楕円形〜長楕円形、長さ3〜5mm。
     花は茎頂に1個つき、黄色で花弁は5個、広倒卵形で先はやや凹む。
     果実は球形で長さ約1.7mm。

  • 分布・生育地

  •  鹿児島(奄美大島、徳之島)〜沖縄
     隆起サンゴ礁の岩上

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2013年9月5日 沖縄県国頭郡
     中・花   同 上
     下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  隆起さんご礁の岩場、海の荒れた日には潮を被りそうな岩間にしがみつくように黄色の花が開き始めていた。
     この花、晴れていないと開かない性質があり、奄美大島で見たときは夕方で花は閉じていた。今度こそと、沖縄では午前中に訪れた。
     ところが、天気はピーカンで日照は十分のはずなのによく開いていない。花期が遅いのかなと思いつつ、よく咲いている株はないかと探す、急に開花している株が増えだした。
     やれやれと思い、カメラを取りに戻ると、最初に見つけた株もきれいに開いている。どうやら天気が良くても一定時間陽を浴びないと開花しないようだ。時計を見ると12時近かった。
     図鑑などの記述でわかったつもりでいても、現場では新しい事実が見つかる。現地で自生を見ることの重要さを痛感した。

     2013年、久し振りに自生地を訪れた。以前訪れた時より20日ほど早かった。
     花が全開となる時間は経験でわかっていたので、その時間に訪れると多くの花がついた株が見つかった。この時期がピークなのだろうか。

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花

葉