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- 科吊・属吊 : スベリヒユ科 スベリヒユ属
- 特徴 :
草丈15~30cmの1年草。
全体に肉質で、茎は円柱形で平滑、散開して分枝し、下部は倒伏して上部は斜上する。
葉は互生、葉身はくさび形を帯びた長楕円形、長さ15~25mm。
花は枝の先に集まった葉の中心に数個つき、黄色。花弁は5個、倒卵形で先はへこみ、萼の外にわずかに出る。萼片は2個、緑色で背部に稜がある。雄しべは7~12個、柱頭は5~6裂する。
果実(蓋果)は烏帽子形、熟すと横に裂け、蓋を外したようになって種子を飛ばす。種子は歪んだ円形、黒色で縁はざらつく。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:世界の温帯~熱帯域に広く分布) 畑や田、道端など日当たりのよい所
- 花期 : 7~9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2013年9月22日 栃木県佐野市 中・全体2 2014年9月14日 大分県杵築市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2013年9月22日 栃木県佐野市 右下・葉 2020年10月7日 同 上
- 撮影記 :
小さい頃、夏休みに手伝わされた畑の草むしり、必ずといっていいほどこの花が混じっていた。当時は、雑草なんか生えなければいいのにと思いつつむしり取っていた。
何十年か経ち、雑草ではなく一個の花としてカメラを向けていることに感慨を覚える。
カメラを向けて気がついたのは、見る時間のせいか綺麗に花弁が開いていない花が多いことで、やっと撮り直しできた。
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