ハゴロモモ(羽衣藻)

Cabomba caroliniana


ハゴロモモ1

  • 科名・属名
  • : スイレン科 ハゴロモモ属

  • 特徴

  •  草丈約1mの水生の多年草。逸出帰化
     茎は水中でよく分枝する。
     葉は対生し、葉身は基部で5裂してそれぞれが1〜3回2叉状に分枝して掌状になり、長さは扇形で長さ1〜3.5cm。葉の裂片は糸状で、幅0.5〜1mm。葉柄は5〜20mm。
     花は浮葉の葉腋から出た花柄の先につき、花被片は3個の花弁と3個の萼片の6個からなり、白色で径1〜1.5cm。
     別名 フサジュンサイ

  • 分布・生育地

  •  逸出帰化(北アメリカ原産)
     湖沼、河川

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2013年9月16日 広島県広島市
     中・群落   同 上
     上は拡大写真あり(写真をクリック
     下左・花、下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  観賞魚の水槽に入れる水草として、昭和初期に持ち込まれたものが逸出帰化し、今では本州〜沖縄まで広がっているようだ。
     広島県のあるため池、希少種の水草が見られるということで出かけた。
     遠くから白い花が見え、期待して近づくと、何と水面一杯に広がっていたのはこの花だった。
     目的の花はこの植物の繁殖力に負けたのか全く見当たらず、初めてこの花を撮影したにもかかわらず、気分は沈んだままだった。

    葉

    同じ科の仲間の花
ハゴロモモ群落

花