ヒカゲスミレ(日陰菫)

Viola yezoensis


ヒカゲスミレ

  • 科名・属名 :
     スミレ科 スミレ属(ミヤマスミレ節)

  • 特徴 :
     草丈5〜12cmの多年草。
     葉は長卵形〜長三角形で、長さ3〜6cm、幅2〜3cm。葉質は薄く両面緑色(一部に黒褐色を帯びる)で毛が多い。
     花は直径2cm前後で、白色。唇弁と側花弁には細かい紫条が入る。側花弁は普通有毛。
     葉の表面が茶褐色〜黒紫色になり、裏面までその色が透けて出るものを
     タカオスミレ(f. discolor)という。
     また、葉の表面が褐色で裏面が緑色のものをハグロスミレ(f.sordida)というが、葉脈沿って斑の入るものがあり、ハグロスミレのタイプとして、
     ●フイリヒカゲスミレ(仮称)という。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国)
     低山地の湿り気の多い半日陰

  • 花期 :  4月上旬〜5月中旬

  • 撮影月日・場所 :
     1999年4月14日  東京都高尾山
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 1986年4月27日    同  上
     下・葉 2016年4月6日  群馬県甘楽郡

  • 撮影記 :
     全国に分布があるものの、多いのは東北〜中部にかけたの太平洋側と九州の阿蘇一帯である。
     東京都の高尾山にはこのスミレが多く、葉が黒紫色になるタカオスミレとともに混生していることが多い。  ただ花付きははそんないいい方ではないように思う。

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花

葉