クモマスミレ(雲間菫)

Viola crassa subsp. alpicola


クモマスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈5〜15cmの多年草。
     葉は心形〜円形で長さ、幅とも1〜4cm、新緑色で光沢があり、葉脈がへこむ。表面は無毛であまり表側に巻き込まない。
     花は濃黄色で、花弁はやや細長く唇弁が長く突き出す。花柱の上部には突起毛はない。
     地下茎から匐枝を出して増える。

  • 分布・生育地

  •  本州(北、中央アルプス)
     高山帯の砂礫地

  • 花期
  • : 7〜8月上旬

  • 撮影月日・場所

  •  1983年8月6日 長野県白馬岳

  • 撮影記

  •  昔の図鑑などでは、タカネスミレとして北海道から本州中部まで全て同一種としている場合が多いが、最近はいくつかの亜種に分けられている。
     本種は北、中央アルプスに分布する亜種とされている。  どちらでも見たが、比較的花期が早く、夏山シーズンのピーク時には終わっているか残花が見られるだけである。

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