マルバスミレ(丸葉菫)

Viola keiskei


マルバスミレ1

  • 科名・属名 : スミレ科 スミレ属

  • 特徴 :
     草丈5〜10cmの多年草。
     葉は卵円形〜円形、長さ幅とも2〜4cm。先は円く、基部は心形で表面は緑色、裏面は淡緑色。両面とも毛があることが多い。
     花は直径1.5〜2.5cm、花弁は白色で重なり合って丸い感じである。側弁は無毛。
     別名 ケマルバスミレ  側弁に毛がある品種があり、
     ヒゲケマルバスミレ(f. barbata)(左下の写真)という。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州 (国外:朝鮮、中国(東北部)、シベリア(東部))
     日当たりのいい山地の路傍や斜面

  • 花期 :   3月下旬〜5月上旬

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2001年4月8日  東京都高尾山
     中上・全体2 1999年4月14日    同  上
     中下・花 2015年4月17日  宮崎県西臼杵郡
     左下・ヒゲケマルバ 2019年4月14日  大分県竹田市
     (上、中上、左下は拡大写真あり、写真をクリック)
     右上・葉(表) 2015年4月17日  宮崎県西臼杵郡
     右下・葉(裏) 2019年4月14日  大分県竹田市

  • 撮影記 :
     以前は葉に毛のあるものをケマルバスミレと呼び、毛のないものをマルバスミレとよんでいたが、毛のないものはごく稀で、今ではまとめてマルバスミレとされている。
     青森県あたりから南に分布しているが、太平洋側に多いようである。
     低山地には白花のスミレは以外に少なく、ふっくらした花弁が愛らしいスミレである。

  • 葉(表)

    葉(裏)

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マルバスミレ2

花

ヒゲケマルバスミレ