ミヤマナガハシスミレ(深山長嘴菫)

VIola rostrata f. alpina


ミヤマナガハシスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈3〜8cm程度の多年草。
     ナガハシスミレが亜高山に進出し、小型になったタイプ。
     葉の表面は暗緑色で裏面は紫色を帯びる。
     花は全体的に紫色が濃いが薄いものもある。

  • 分布・生育地

  •  本州(北アルプス北部)
     蛇紋岩崩壊地や林縁

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年7月9日 長野県八方尾根

  • 撮影記

  •  ナガハシスミレの高山型で北アルプス北部に生育するこの花を撮影に八方尾根に出かけた。
     山麓部では5月に咲くが、山の上は遅いだろうと6月に出かけた際は、突然の豪雨で引き返さざるを得ず、7月に再チャレンジとなった。
     夏の花が咲き始めた八方尾根は登山客も多い。そんな中、蛇紋岩崩壊地でやっと小さなこの花を見つけた。貧弱な株であったが初めての出会いだった。
     他にはハッポウウスユキソウの新鮮な花など盛夏とはまた違った花に出会え、楽しいトレッキングとなった。

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