タチスミレ(立菫)

Viola raddeana


タチスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。
     葉は長披針形〜三角状披針形で、上部のものほど細長く、長さ4〜8cm、低くて大きい鋸歯がある。
     花は葉の付根から花柄を出し、直径1cm程度で白色〜淡紫色、側弁は有毛。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方)、九州(大分、鹿児島)
     アシ原や湿った草地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年5月21日 茨城県水海道市
     拡大写真あり(写真をクリック)
     アップ 同上

  • 撮影記

  •  河川沿いのアシ原や湿った草地に生え、細長い葉で、花後1m近くに伸びる茎は、とてもスミレとは思えない。
     関東地方と九州の一部だけに残る珍しいスミレで、関東でも一部の河川沿いにしか見られない。
     アシの間に生えているため探しにくく、花つきもよくないうえに花も小さいので、見つけるには苦労した。

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