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- 科名・属名 : スミレ科 スミレ属
- 特徴 :
草丈3〜7cmの多年草。
葉は多く三角形〜心形で長さ0.5〜1.5cm。縁には先の円い鋸歯が3〜5個ある。
表面は濃緑色で葉脈沿いにやや毛がある。裏面は淡緑色で無毛
花は直径1〜1.5cm、花弁は白色で唇弁と側弁に紫色の筋が入る。中には外面が淡紫色を帯びるものもある。側花弁の基部には少数の短毛がある。
- 分布・生育地 :
九州(屋久島、奄美大島、徳之島)、沖縄(本島) (国外:日本固有) 山地の渓流沿いの岩上
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1989年5月1日 鹿児島県奄美大島 中上・全体2 同 上 中2・全体3 1989年5月1日 同 上 中3・全体4 2023年5月9日 同 上 (上〜中3は拡大写真あり、写真をクリック) 中4・花1、以下全て 同 上
- 撮影記 :
ヤクシマの名が着いているが、屋久島から沖縄本島まで見られ、初めて出会ったのも奄美大島の原生林下だった。
やや湿った林下の沢沿いに、小さな葉に不釣合いなほど大きな白い花をつけたこの花が点々と咲いていた。
花弁は唇弁が小さく、全体に丸くふっくらした感じで、可愛らしさを一層引き立てていた。中には少しピンクを帯びた花もあった。
その後和名の元となった屋久島や沖縄本島でも出会ったが、奄美大島が個体数が多く、大きな群生も見られると思う。
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