フイリヤシュウスミレ(斑入野州菫)(仮称)V. hirtipes×V. sieboldii f. variegata |
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草丈5〜10cmの多年草。 サクラスミレとフイリフモトスミレの雑種。 葉は卵形〜卵状披針形で、質は柔らかであるがやや厚い。表面は深緑色で脈にそって斑が入る。 花は直径1.5cm程度、花弁は紅紫色で唇弁だけが色が淡く紫条が目立つ。側花弁は有毛。 本州 山地の林下 1980年5月11日 群馬県鳴神山 下 2006年6月4日 長野県小県郡 見かけた時はフイリフモトスミレとも違い何の雑種だろうかとわからなかった。 花の咲き方や葉等色々調べ本種と同定したが、正確な同定ではないかもしれない。 スミレは雑種を作りやすいので混生地で雑種を探すのは楽しみの一つであるが、母種の中間的な形態をした典型的なものよりどちらかに偏ったタイプが多いので、いつも同定には悩まされる。 2006年、長野県の高原で久しぶりにこの花に出会った。今度は周囲に親である両種が混生しており、自信を持って同定できた。 同じ科の仲間の花 |