ニトベカズラ(新渡戸葛)

Antigonon leptopus


ニトベカズラ

  • 科名・属名

  •  タデ科 ニトベカズラ属

  • 特徴

  •  長さ5〜10mになるつる性の半低木。園芸逸出。
     茎は細く、4稜があり、地下に大きな塊根ができる。
     葉は互生し、広卵形で長さ約10cm。質はやや厚く、先は鋭頭、基部は心形、表面には皺がある。
     花は穂状の総状花序となり十数花をつけ、花被(萼)は淡紅色で、4深裂。
     別名 アサヒカズラ

  • 分布・生育地

  •  園芸逸出(メキシコ原産) 道端、荒地

  • 花期
  • : 4〜12月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年12月2日  沖縄県大東島
     下・花    同  上

  • 撮影記

  •  見るからに外来の園芸種、そのうえつる性とはいえ小低木とあっては、アップするにも気がひけたが、タデ科の木本は少ないことや、逸出状態にあったので載せることにした。
     メキシコ原産のこの花、沖縄本島などではまだ時々見かけるだけだが、大東島では庭にも道端にもこの花が一杯に這い広がっていた。
     沖縄を代表する花というとハイビスカスやブーゲンビリアを思い浮かべる。確かに南国の雰囲気を感じさせる花であるが、どちらも外国からの移入種だ。この花も含め外来種が席捲しているのは何とも複雑な気持ちだ。

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花