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- 科名・属名 : タデ科 イヌタデ属
注.APG分類では、学名(P. posumbu)
- 特徴 :
草丈30〜60cmの1年草。
茎の下部は地を這い、上部は直立し無毛。
葉は卵形〜長卵形で、長さ3〜9cm、幅1.5〜3cm。先は尾状に尖り、中央部に1対の黒っぽい斑紋のあるものが多く、両面にまばらに毛がある。葉柄は短い柄がある。
托葉鞘は筒形で、無毛か脈上に粗い毛があり、縁毛は托葉鞘とほぼ同長。
花は細長い偽総状花序となり、小さな花をややまばらにつけ、花被は紅色〜白色、長さ2〜3mm、裂片は5裂し、イヌタデより開く。
果実(痩果)は3稜形で卵形、長2〜3mm、黒色で光沢がある。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、台湾、中国、ウスリー、東南アジア、インド) 山野の林下
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2000年10月4日 静岡県引佐郡 中上・全体2 1997年9月27日 神奈川県逗子市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花1 2016年10月12日 神奈川県箱根 中中・花2 2016年11月5日 東京都八王子市 左下・托葉鞘 同 上 右上・葉1 2016年10月12日 神奈川県箱根 右下・葉2 2016年11月5日 東京都八王子市
- 撮影記 :
夏から秋にかけて、山地の沢沿いなどやや湿った場所で、小さな花をまばらにつけたタデ科の植物がこの花だ。
花序につく花はややまばらなものが多く、密集して花をつける仲間が多い中では、一層寂しく感じられ、実物と和名の落差は大きい。
ただ、群生していることが多く、数で寂しさをカバーしている。
葉の大きさや斑紋、花の密度や花弁の長さなど変化は大きい。
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