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- 科名・属名 : タデ科 イタドリ属
注.APG分類ではソバカズラ属、学名(Fallopia japonica var. japonica)
- 特徴 :
草丈30〜100cmの多年草。
茎は太く、斜上または直立して上部で分枝し、中空。
葉は互生し、広卵状楕円形〜広卵形で、長さ6〜15cm、幅5〜9cm。先は尾状に尖り、基部は切形〜浅心形で有柄。裏面は緑色。
花は雌雄異株で、葉腋から円錐状の総状花序を出し多くの花をつけ、花被は白色。
萼は白色または乳白色で時に赤味を帯び、長さ1.5〜3mm。雄花の萼は深裂して裂片は開出し、雌花では萼は中裂して裂片はあまり開かず、果時に大きくなって外側の3裂片は背面に翼を出し、全体は倒卵形で先は凹み、長さ5〜10mm。
果実(痩果)は3稜形、黒褐色で光沢があり、長さ約2.5mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州(奄美大島まで) (国外:朝鮮(南東部)、台湾、中国(南部)、ヨーロッパ、北アメリカに帰化) 山野の日当たりのいい荒地、斜面
- 花期 :
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2008年9月14日 東京都日野市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2007年9月23日 同 上 左下・果実 2016年10月12日 神奈川県箱根 右下・葉 2017年8月15日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
平地から山地まで、道端や荒地などどこでも見られるごくありふれた花である。
得てしてこの手の花は未撮影のことが多いが、ご他聞にもれずろくなカットがなく、多摩川の川原でやっと撮影した。
若芽は山菜として食べられ、昔長野県の民宿に泊まった際、夕食に「野生のアスパラ」だといって出されたことがある。マヨネーズをつけて食べたが、味の記憶はほとんどないことから、可もなし不可もなしだったのだろう。
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