キブネダイオウ(貴船大黄)

Rumex nepalensis


キブネダイオウ

  • 科名・属名
  • : タデ科 ギシギシ属

  • 特徴

  •  草丈約1mの多年草。
     葉は互生し、卵状楕円形で長い柄があり、円頭で基部は心形、裏面に短毛がある。
     花は両性花で円錐花序状につき、花後内花被片は大きくなって果実を包み、長さ約5mm。縁にはかぎ状に曲がる長い刺がある。中肋は肥厚しない。
     種子は3稜があり、長さ約3mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(京都、岡山)  川岸

  • 花期
  • : 6月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年6月14日 京都府
     中、下左・果実、下右・花   同 上

  • 撮影記

  •  初めは京都府しか見られず、逸出と考えられた時期もあったが、その後岡山県でも見つかり自生とされた。
     京都にはそこそこあると聞いて出かけたが、沢沿いの道をいくら歩いてもそれらしき花は見当たらない。
     あたりの草は先が食われていたりして、どうやら鹿のせいらしい。地元の人に聞いても鹿の食害がひどいとのこと。鹿の食害は全国どこでも目に余る。何か対策がないものだろうか。
     これは駄目だとあきらめて戻る途中、沢沿いの堰堤のそばでやっとこの花を見つけた。手繰り寄せて特徴ある果実も何とか写すことができた。

    花

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花序

果実