ムカゴトラノオ(零余子虎の尾)

Bistorta vivipara


ムカゴトラノオ1

  • 科名・属名
  • : タデ科 イブキトラノオ属

  • 特徴

  •  草丈10〜60cmの多年草。
     茎は直立し、分枝する。
     根出葉は広楕円形〜披針形で、長さ2〜13cm。裏面は粉白色を帯び、長い葉柄がある。茎葉は小さい。
     花は2〜10cmの花穂となり、下部の花はムカゴとなる。花被は白色〜淡紅色で5裂する。

  • 分布・生育地

  •  本州(中北部)〜北海道
     高山帯の草地、林縁

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1979年8月15日 山梨県北岳
     下 1979年7月20日 北海道大雪山

  • 撮影記

  •  遠く極地まで北半球に広く分布している花で、日本では中部地方以北の高山帯の草地や林縁などで、割合によく見かける。
     普通ムカゴ○○というと、葉腋にムカゴがつく植物が多いが、この花は花穂の下の部分がムカゴになっている。
     

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ムカゴトラノオ2