サデクサ(さで草)

Persivaria maackiana


サデクサ

  • 科名・属名
  • : タデ科 イヌタデ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの1年草。
     茎は多数分枝し、下向きの鋭い刺がある。
     葉は互生し、被針状長楕円形〜披針形で、長さ3〜8cm、幅2〜7cm。基部は耳形に左右に張り出す。葉の両面に星状毛が多い。托葉鞘の上部は歯車状に広がる。
     花は総状花序となり、2〜5個づつ集まってつき、花被は白色で長さ3〜4mm、5深裂する。花柄には短い毛と腺毛が密生する。
     花被は花後紅色になってそう果を包む。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州  低地の水辺

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年10月12日 埼玉県さいたま市
     中・花、下、托葉   同 上

  • 撮影記

  •  この花は刺の多い茎と、ほこ形に張り出す葉が特徴であるが、どういう訳か未撮影になっていて、ある秋の日、荒川まで探しに出かけた。
     穏やかな秋の一日、河川敷の社内運動会らしい歓声や放送が風に乗って聞こえてくる。のんびりした時間が流れる。
     休耕田をチェックしていくと程なく花が見つかった。歯車状の托葉、基部がほこ形の葉や茎の鋭い刺、観察すればするほど面白い、半開の花よりもはるかに興味深い。
     撮影に時間をかけていると、いつの間にか聞こえていた歓声も止み、昼の休憩時間になっていた。
     不思議なもので、初めて出会った花は、1度出会うとすぐに次の機会が訪れる。この花も3週間続けて各地の湿地で見ることができた。

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花アップ

托葉・茎アップ