トベラ(扉)Pittosporum tobira |
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高さ2〜3(〜8)mの常緑低木〜小高木。 枝は下部からよく分枝し、枝や葉、根に臭気がある。 葉は互生し、枝の上部に集まってつき、倒披針形〜狭卵形で長さ5〜10cm、幅2〜3cm。革質で表面は深緑色で光沢があり、先は円形〜鈍形、縁は全縁で裏側に巻く傾向が強い。 花は雌雄異株で、今年枝の先に集散花序をだし上向きに花をつける。花は径約2cm、花弁は白色で後に黄色となり芳香がある。 果実(刮ハ)は円形、径1〜1.5cmで黒褐色に熟し、3裂して粘る赤橙色の種子を8〜12個出す。 本州(岩手、新潟県以南)〜沖縄 海岸 1995年4月23日 鹿児島県奄美大島 下・花 同 上 本州の岩手県や新潟県まで分布しているが、基本的には暖地の植物である。 光沢のある革質の葉はいかにも海岸の植物といった趣で、春先に香りいい花を咲かせる。 枝先にこぼれるように多くの花をつけたこの植物は、写真でも海岸と陽光を感じさせる。 同じ科の仲間の花 |