ヒメトケイソウ(姫時計草)

Passiflora suberosa var. minima


ヒメトケイソウ


  • 科名・属名 : トケイソウ科 トケイソウ属

  • 特徴 :
     長さ5〜10mになるつる性の1年〜多年草。逸出帰化。
     茎は葉腋から出る巻ひげで他のものに巻きついて伸びる。
     葉は卵状披針形で全縁、時に不規則に2〜5裂し、長さ5〜12cm、幅3〜6cm。先は円形〜鈍形、縁にはわずかに毛がある。葉柄は1〜2cm。
     花は淡黄緑色で径約2cm。
     果実は楕円形で長さ1.5〜2cm、黒紫色に熟す。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(西インド諸島原産)(沖縄に帰化) (国外:世界の熱帯〜亜熱帯域に帰化)
     道端、林縁に巻きつく

  • 花期 :  11〜12月?

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体 2015年11月29日  沖縄県国頭郡
    (上は拡大写真あり、写真をクリック)
    中・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     花に時計の短針・長針が着いているように見えることからこの和名がつけられており、園芸植物として栽培されていたものが沖縄で逸出帰化している。  本土では野生化したトケイソウの仲間をほとんど見ることはないが、沖縄では何種か見られる。
     ミスミソウの変種で、茎がより長くなること、葉は普通全縁(時に2〜5裂すること、果実は楕円形でやや大きいことなどが異なるとされている。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
花

果実