クダモノトケイソウ(果物時計草)

Passiflora edulis


クダモノトケイソウ

  • 科名・属名 : トケイソウ科 トケイソウ属

  • 特徴 :
     つる性の多年草。帰化。
     茎は柔らかいが、古くなると木質化し、巻きひげを伸ばして伸びる。
     葉は卵状で3裂し、長さ10〜18cm。
     花は白色から淡紫色で、花弁と萼片が5個ずつ交互に並び、径約10cm、中央から髭状の副花冠が放射状に出る。
     果実は楕円形で長さ5〜8cm。果肉には酸味があり、ジュースやゼリーの原料となる。
     別名 パッションフルーツ

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(ブラジル原産) (国外:世界の熱帯〜亜熱帯域で逸出帰化)
     林縁

  • 花期 :  8〜11月?

  • 撮影月日・場所 :
     2004年10月3日  沖縄県西表島
     (拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     植物名は思い出さなくても、パッションフルーツと言ったら聞いたことがあるだろう。日本でも熱帯果物として栽培している所がある。
     繁殖力が強いのだろうか、道路際などに逸出し木を覆うように繁茂している光景をよく目にする。八丈島でも西表島でもそうだった。
     ただ、パッションフルーツというとイメージはわきにくいが、花を見ると和名の由来が一度で納得できる。まさに時計の文字盤といった感じの花で、ご丁寧に分針や時針のようなものもついている。さすがに時間に合わせてこの針が動くようなことはないが。

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