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- 科名・属名 :
トウダイグサ科 トウダイグサ属
- 特徴 :
草丈30〜50cmの多年草。
茎は太く、群生して株立状になる。
葉は密に互生し、長楕円形〜倒披針形で長さ4〜6cm。先は鈍く鋸歯はない。
茎の先に数個の葉を輪生し、葉腋から散形に多数の枝を出し、その先に杯状花序をつける。
杯状花序の苞葉は黄色で卵形。子房の表面には乳頭状の突起がある。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜沖縄 (国外:台湾、朝鮮南部) 海岸の岩上
- 花期 : 3〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年3月17日 沖縄県宮古島 中上・全体2 2018年4月21日 鹿児島県屋久島 中中・全体3 2021年3月16日 沖縄県宮古島 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 1985年4月3日 高知県室戸岬 左下・花 2015年4月11日 鹿児島県屋久島 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
海岸の黒味を帯びた岩間で、この花の鮮やかな黄緑色とのコントラストは絵になる光景である。とはいっても黄緑色に見えるのは花弁ではなく苞葉である。
早春は地面にへばりついて撮影しなければならないような小さな花が多い中で、何本もまとまった花は飢えていた撮影意欲を十分に満足させてくれる被写体だ。
屋久島や沖縄では海岸の隆起珊瑚礁の上にやはり大きな株を作って咲いていた。
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