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- 科名・属名 : トウダイグサ科 トウダイグサ属
- 特徴 :
草丈30〜60cmの多年草。帰化。
茎は硬く針金状で緑色、よく分枝する。
若い苗や未開花株の葉は互生、広卵形で長さ1〜3cmの柄がある。上部の葉は次第に幅が狭くなり、葉身は広卵形〜披針形、長さ3〜5cm、幅1〜3cm。先は鈍形〜鋭形、基部はくさび形、縁は全縁で刺状の毛がある。
花は大型の複集散花序となり、その先に杯状花序をつける。苞葉は対生し、有柄、下部のものは葉と同形で、上部のものほど線形になる。
- 分布・生育地 :
帰化(メキシコ原産)(奄美、沖縄に帰化) (国外:熱帯アメリカに広く帰化し、台湾にも帰化) 道端、草地、畑
- 花期 :
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2021年4月16日 沖縄県石垣島 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
石垣島の道端で初めてこの花に出会った時、トウダイグサ科の帰化種ということはわかったが、図鑑で見た記憶はなかった。
帰って調べると、2004年、沖縄本島中部で見つかった新しい帰化種であることが「日本帰化植物写真図鑑第2巻」(全国農村教育教会刊)に掲載されていて、特徴などの記述はそれに依った。
最初は沖縄本島だけの帰化であったようだが、ネット検索すると奄美大島の記録や宮古島のサトウキビ畑にはびこる雑草という調査もあり、南西諸島に広く帰化してきているようだ。
それにしても、沖縄には本土では見られない帰化種が多く、面白いとは思うものの、原因を考えると複雑な気持ちだ。
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