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- 科名・属名 : トウダイグサ科 ニシキソウ属
注.APG分類ではトウダイグサ属、学名(Euphorbia maculata)
- 特徴 :
茎の長さ6.5〜38cmの1年草。帰化。
茎は匍匐し、基部から上部でよく分枝、節から発根せず、先は斜上、上向きの軟毛がある。
葉は対生、葉身は左右非相称の長楕円形〜楕円形、長さ5〜15mm、幅2〜6mm。先は鈍形、基部は非相称の鈍形〜切形、縁には浅い鋸歯がある。表面は濃緑色で、中央部に濃暗紫色の斑紋があり、無毛か軟毛がある。葉柄は長さ0.7〜1.7mm。托葉は離生し、線状三角形〜狭三角形、長さ0.6〜1mm、細裂する。
花は葉腋に集散状に汚れた淡紅紫色の杯状花序をつける。花序の柄は長さ約0.7mm。苞は葉状〜鱗片状。総苞は長さ約0.8mm、外側は軟毛がある。腺体は4個、花弁状の付属体を持ち、横長楕円形。付属体は白色、菜が亜0.1〜0.2mm。子房は短軟毛がある。
果実(刮ハ)は広卵形で3稜があり、長さ約1.3mm、幅約1.5mm、上向きの圧毛が密生し、花後に果柄が伸び、刮ハが総苞から完全に出る。種子は卵形、4稜があり、長さ0.8〜0.9mm、赤褐色または白色を帯び、縦に赤褐色の線が1本ある。
- 分布・生育地 :
帰化(北〜中央アメリカ原産)(日本全土に帰化) (東アジア、ニュージーランドの温帯に帰化) 道端、荒地、畑
- 花期 : 6〜12月(沖縄ではほぼ1年中)
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年10月21日 東京都日野市 中上・全体2 2021年9月8日 神奈川県川崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序、以下全て 同 上
- 撮影記 :
ニシキソウ属はよく似ていて区別の難しい花のひとつで、ルーペが必要な花である。
その中で、この花は葉に暗紫色の斑紋がはっきりと出るので、比較的見分けやすい。
本州では夏〜秋に花を咲かせるが、沖縄では年中花を咲かせている。
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