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- 科名・属名 :
トウダイグサ科 マルヤマカンコノキ属 注.APG分類では、属(Bridelia)の和名はカンコモドキ属
- 特徴 :
高さ5〜7mの常緑小高木。
茎にはしばしば刺状の突起が散生する。
葉は互生し、長楕円状披針形で、長さ6〜10cm、幅2.5〜4cm。質は薄い革質で、先は尖り、基部は鋭形、全縁で両面とも無毛。葉柄は長さ3〜5mm。
花は雌雄同株で葉腋に束生し、花序は雌雄の別があり、雄花は径5〜6mm、花弁は卵形で長さ約1.5mmで萼裂片の半分の長さ、中央に雄しべを囲む花盤がある。雌花は非常に短い柄があるが、萼や花弁等の形は雄花と変わらない。
果実(核果)は卵形〜狭卵形で1〜2個の分果からなり、長さ約1cm、黒〜黒紫色に熟す。
- 分布・生育地 :
沖縄(石垣、西表島) (国外:台湾、中国(中部)、インドシナ) 山頂や渓流沿いの低木林内
- 花期 : 4〜6月?
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2013年5月26日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 同 上 左下・果実 2017年9月3日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
その日は夏のように暑く、まだ暑さに慣れていない身体には非常に堪えた。
こんな日は無理することはないなと、目的地まで行くのをあきらめ、途中の沢で昼食を取り引き返すことにした。
昼食後、周辺を散策すると、色々な植物が見つかり、その中に黒紫色の美しい実をつけたこの花があり、花もまだ咲いていた。
後日、林道沿い多くの果実をつけた立派な株に出会った。
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