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- 科名・属名 : トウダイグサ科 ニシキソウ属
注.APG分類では、学名(Euphorbia hirta var. hirta)
- 特徴 :
草丈30〜50cmの1年草。帰化。
茎は斜上してまばらに分枝し、赤黄色を帯び、全体に粗い毛や軟毛も生える。
葉は対生し、長楕円状卵形〜披針形で長さ2cm程度。膜質で先はやや尖り、基部は鈍く左右非対称で微鋸歯がある。
花は葉腋につき、短い柄の先に杯状花序が極めて密に集まり頭状集散状の花枝(複合花序)を作る。
果実(刮ハ)は広卵形で3稜があり、表面に軟毛が密生する。
- 分布・生育地 :
帰化(熱帯アメリカ原産) (国外:世界の熱帯〜亜熱帯域) 道端、畑地、荒地
- 花期 : ほぼ1年中
- 撮影月日・場所 :
2003年12月13日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花 同 上 中下・花 2015年10月7日 沖縄県国頭郡 右上・葉 同 上 右下・茎 2011年7月2日 東京都小笠原諸島
- 撮影記 :
南の島に出かけると帰化植物のニシキソウの仲間が何種も見られる。
その中でも短い枝の先につく花が大きいこの花が、一番目立ちよく見かける。
記録では、本土でも近畿地方以西にも帰化しているとあり、「日本の帰化植物」(平凡社)では、かなり古い時代から帰化しているとして帰化扱いしていない。
年間を通して咲くものの、冬から春にかけて紅色がひときわ鮮やかな時期があり、見慣れた花でもその美しさにハッとする。
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