トウゴマ(唐胡麻)

Ricinus communis


トウゴマ

  • 科名・属名 : トウダイグサ科 トウゴマ属

  • 特徴 :
     草丈2mになる1年草。栽培逸出。
     茎は円柱形で直立、まばらに分枝し、全体無毛で暗紫色を帯びる。
     葉は互生し、長い柄があって大型で掌状に5〜11に裂け、縁には鋸歯がある。
     花は茎頂や葉腋から20cm程度の花序を出し、上部に雌花、下部に雄花をつける。
     果実(刮ハ)は球形で刺があり、3個の種子が入る。
     別名 ヒマ

  • 分布・生育地 :
     栽培逸出(アフリカ北東部原産) (国外:各地で栽培種が逸出)
     荒地、道端

  • 花期 :  7〜9月(沖縄は春〜秋)

  • 撮影月日・場所 :
     2015年10月7日  沖縄県国頭郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上・花序 2007年3月19日  沖縄県西表島
     中中・雌花 2015年10月7日  沖縄県国頭郡
     中下・雄花    同  上
     下左 2007年3月19日  沖縄県西表島
     下右・葉 2015年10月7日  沖縄県国頭郡

  • 撮影記 :
     下剤として使われるひまし油の原料として栽培されていたものが逸出し野生化している。
     油は種子から絞られるそうであるが、種子には猛毒の物質も含むそうである。
     中上の写真のように雌花と雄花が別で、上部の雌花の赤は目に付く。
     刮ハは熟すと赤くなるようであるが、写真の刮ハはまだ未熟果らしく緑色である。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
花序

雌花

雄花

果実