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- 科名・属名 : ツバキ科 ヒメツバキ属
- 特徴 :
高さ10〜20mの常緑高木。
葉は互生して枝先に集まり、楕円形〜卵形で、長さ8〜13cm、幅2.5〜3.5cm。先は鋭尖形〜やや尾状、基部はくさび形、質は硬い紙質で表面は光沢があり、縁は浅い鋸歯縁、両面とも無毛。
花は枝先の葉腋からでる花柄の先につき、花弁は5〜6個、広卵形で浅いお椀状、乳白色〜白色で径3〜5cm。花柄は1.5〜2.5cm。
果実(刮ハ)はやや扁平な球形で、径1.2〜2cm、紫褐色に熟し5裂開する。
- 分布・生育地 :
九州(奄美諸島以南)〜沖縄 (国外:台湾、中国(南部)、東南アジア) 明るい林内、林縁
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2016年5月13日 沖縄県国頭郡 中1・全体2 同 上 (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック) 中2・全体3 2006年6月11日 鹿児島県奄美大島 中3・花1 2016年5月13日 沖縄県国頭郡 中4・花2 2020年6月13日 同 上 左下・果実 2019年2月7日 同 上 右上・葉 2020年6月13日 同 上 右中・葉(表)、右下・葉(裏) 2019年2月7日 同 上
- 撮影記 :
南西諸島の春から初夏にかけての季節を代表する花で、ちょうど現地が梅雨のころに咲く。
この時期、梅雨入りしていない爽やかな本土から訪れると、飛行機から降りたとたんムッとする暑さと湿気で南の島を感じさせる。
道端や林道脇に咲くこの花は、そんな陽気を吹き飛ばす明るさを持っている。
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