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- 科名・属名 : ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属
- 特徴 :
高さ2〜5mの常緑低木。
茎は直立し緑色で無毛、枝はやや扁平で縦の稜がある。
葉は互生し、葉身は長楕円状披針形〜倒卵形、長さ4〜15cm、幅2〜6cm。先は鋭尖形、基部はくさび形で全縁。質は薄い革質、濃緑色で光沢があり、3行脈が目立つ。葉柄は長さ5〜20mm。
花は雌雄異株、花序は葉腋か茎の先につき、短い花序の先に円錐状に淡黄緑色〜淡黄色の花を多数つける。花は径3〜4mm、花弁、萼片は6個、雄花の雄しべは6個、雌花には3または6個の雌しべがあり、6個の仮雄しべがある。
果実(核果)は球形〜扁球形、径約6mm、黒熟する。
別名 コウシュウウヤク
- 分布・生育地 :
九州(福岡県沖ノ島以南)〜沖縄 (国外:台湾、中国(南部)、東南アジア〜インド 暖地の林内
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1(雄花) 2011年9月24日 沖縄県国頭郡 中上・全体2(雌花) 2017年3月15日 沖縄県うるま市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・雄花 2011年9月24日 沖縄県国頭郡 左下・雌花 2017年3月15日 沖縄県うるま市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
最初にこの花に出会ったのは、沖縄県北部の隆起石灰岩の岩上、季節外れの雄花が咲いていた。
この頃、樹木にはあまり興味はなく、記録の意味で全体や花を写した。
やっと樹木にも目を向け始めた頃、今度は沖縄県中部のやはり隆起石灰岩の上に生える林縁で出会った。
今度の花は雌花で、やっと雌雄異株の両方が写せた。
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