コウモリカズラ(蝙蝠蔓)

Menispermum dauricum


コウモリカズラ

  • 科名・属名

  •  ツヅラフジ科 コウモリカズラ属

  • 特徴

  •  落葉性のつる植物。
     茎は他のものに巻きついて伸び、若枝の先だけに毛がある。
     葉は腎円形〜心円形で、長さ幅とも7〜13cm。浅く5〜9裂し、基部は浅い心形か切形。葉柄は葉の基部から少し内側に楯状につく。
     花は雌雄異株で円錐花序に多数つき、雄花は萼片が6個、花弁は淡緑色で萼片よりやや短くて9〜10個、雄しべは20個。雌花は3〜4個の心皮があり、萼片と花披片は同形、柱頭は2分する。
     果実は径8〜10mm、黒熟する。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州  山地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年6月6日 神奈川県愛甲郡
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  ある情報で神奈川県の愛甲郡にあることを知り、ぜひ見たいものだと思っていたので早速出かける。
     情報といっても詳しい自生地はわからない。6km近く道路に沿って歩いたが、そう簡単に見つかるわけはない。
     あきらめて昼飯をと入った林縁で、特徴ある葉を見つけた。よく見ると花もついている。
     残念ながら雌株だけだったが、あれだけの情報でよく見つけられたものだと、すごく楽しい気分になった。

    同じ科の仲間の花
雌花

葉