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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 ウスバサイシン属 注.APG分類では、学名(Asarum misandrum)
- 特徴 :
草丈10〜20cmの多年草。
葉は心形で、長さ5〜8cm。先は尖り、表面に光沢はない。
花(萼筒)は押しつぶしたような椀形、淡紅紫色で径約1cm。萼片は3個、三角形で反り返る。花柄は長く、萼筒の内側には、隆起した筋がある。
別名 ケイリンサイシン
- 分布・生育地 :
九州(中部) (国外:韓国) 山地の林下
- 花期 : 5月
- 撮影月日・場所 :
2010年5月8日 熊本県阿蘇 中、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
葉影にやや扁平な萼筒の花が沢山咲いているのが目に入った。それまで見つけた株は蕾ばかりで咲いていても1花のみ、時期的に早過ぎたのかとやきもきしていたが、一気に解消された。
以前はケイリンサイシンと呼ばれ、ウスバサイシン属のなかでも憧れだったこの花、阿蘇にあることはわかっているものの、自生の姿を撮影したいと色々調べ、やっと確実な情報を得てやってきたのだ。
まだ花期的には少し早いせいか花柄は伸びきらず、花は根元にひしめき合った状態だ。多いものでは10個以上つけた株もあった。
いろいろな株を覗き込み、より雰囲気のある花、萼筒の中が良く見える花とか選んでいると、撮影予定時間をはるかにオーバーしてしまった。
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