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- 科名・属名 : ウマノスズクサ科 カンアオイ属
注.APG分類では、学名(Asarum gelasina)
- 特徴 :
草丈10〜15cmの多年草。
葉は卵心形〜卵状楕円形、長さ6〜11cm、幅4〜9cm。先はやや鋭頭、基部は心形。表面は光沢のない暗緑色が多いが白斑の入る場合もあり、縁周辺には短毛を散生し、裏面は淡紫色で脈上に縮れ毛がある。葉柄にも縮れ毛がある。
花は萼片が花弁化し、下半部が合着して萼筒になり、萼筒は短い筒形で、長さ径とも約1cm、帯緑褐色で紫色の小点が密にある。口環はほとんど発達せず、萼筒入口は広く開口する。萼筒の内側の格子状の隆起は弱く、上半部のみに見られる。萼裂片は3角状広卵形で先は尖り、長さ幅とも約8mm、表面は汚紫色(中には白っぽいものあり)で細毛が密生し白い縁取りがあり、基部に暗紫色の隆起がわずかにみられる。雄しべは6個、花柱の周りに並び、花柱は3個で直立し、先は角状の突起になる。
- 分布・生育地 :
沖縄(西表島) (国外:日本固有) 低山地の常緑広葉樹林下
- 花期 : 1〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年3月25日 沖縄県西表島 中1・全体2 同 上 中2・全体3 2004年1月25日 同 上 (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック) 中3・花1 2006年3月25日 同 上 中4・花2 2004年1月25日 同 上 左下・花内部 2006年3月25日 同 上 右上・葉1 2004年1月25日 同 上 右下・葉2 2006年3月25日 同 上
- 撮影記 :
西表島は隣の石垣島に比べると地形が複雑で山も谷も深いためか、カンアオイ類も数種知られている。
ただ、いずれも生育数は多くなく、唯一本種だけがいくらか広い範囲で見られるが、それでも生育する沢筋は限られる。
といっても普通に歩いて見られる訳ではなく、深い山や谷の奥に入らなければ見ることは出来ない。
花は1〜4月頃咲き、写真の多くは本土が真冬の寒波に震えているころ撮影した。
この時期でも暖かい日は最高気温が25度近くあり、湿度の高い谷あいでは歩いていても汗をかく程だった。


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